戸田橘香房が橘に出会い加工してジャムやマーマレードを作るようになったのは、

①戸田でしか収穫できない貴重な日本固有の柑橘でありながら、絶滅危惧種に指定され、保存しなければ確実に失われていく日本の宝を守りたいと考えたからです。

 

②平成15年に過疎地を活性化するために「NPO法人戸田どっとこむ」を立ち上げたのですが、今は国の重要文化財となった「松城家住宅」(日本最古の儀洋風民家)を観光資源として公開するイベントを企画した際に、お客様へのおもてなしで地場産品の提供をしたいと考え、日露和親条約の締結された戸田で、「ロシアンティ(紅茶にジャムを入れた物)」を提供しました。ここで初めてのたちばなジャム作りが始まりました。

 

③この話を聞いて抗酸化作用のあるフラボノイドを多く含むタチバナを利用した「橘茶(現在のたちばなマーマレード)」を作ってくれないかとのご依頼が静岡がんセンター研究所からありました。数十種のパターンで研究開発を行い、香りを逃さない、果皮の食感と、ある程度のほろ苦さのある「たちばなマーマレード」が完成しました。

④みかんの場合、害虫駆除のため農薬散布をするのが一般的ですが、果実を丸ごと食す橘は、無農薬・有機栽培で栽培したいと考え、自園で栽培しています。また、安全に配慮して栽培した橘の香りと薬効を損なわないように、2~3cmの果実を1個づつ丁寧に洗浄することから始まる手作業で製造しています。

 

⑤橘の香りは、他の柑橘のように強く主張しませんが、日本独特のやさしい和の香りが漂います。薬効成分の含まれている果皮の苦みは、香りの成分の元であり、食べやすくするために苦みを取ることと、香りを残すことが反比例の為、加工の難しい材料です。

 

⑥戸田橘香房では、日本の宝「タチバナ」を使った珍しい特産品を作ろうと真心こめて手作りしています。また、タチ

バナの有効利用と新商品の開発を心がけ、どなた様にも喜んで頂ける製品づくりをして参ります。

       

戸田橘香房 代表 監物 知利子

戸田橘の栽培風景

原種橘は、若木のうちは大きなとげがあり、収穫の際には、軍手で触ると傷だらけになるほどです。食用に向かない橘を「じゃむ」や「まーまれーど」「飲料の材料になるみずみずしいジャム」等の食品にするために、有機肥料を使い、無農薬で大切に育てています。

ジャム作りの風景

橘の実から丁寧に種取りを行うことで、舌触りのよい「じゃむ」や「まーまれーど」が出来上がります。橘の香りと苦味の絶妙なバランスを見ながら、果皮と果汁を分ける作業は熟練した技が必要です。

「じゃむ」作りは、工程も多く大変な労力を必要とします。しかし、それを上回る素晴らしい香りと旨みに癒されます。「橘じゃむ」は、皮の薄いタチバナから作ったマーマレードをベースに、橙のペクチンを晒して橘果汁で煮溶かしたペーストを加え、橘の香りとうまみ成分を活かしたジャムになるよう手間を惜しまずに作ることを心がけています。

戸田橘香房

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