橘とは

 日本の柑橘の祖先である橘(タチバナ)は、その香りの良さは和歌(万葉集他)や唱歌(こいのぼり、「田道間守(たじまもり)」他)に詠われるほど日本人に馴染みが深い果物です。垂仁天皇の命によりタジマモリが持ち帰った「非時香果」(ときじくのかくのこのみ)は橘を指しています。「日本書紀」や「古事記」にも不老不死の霊薬として記される薬効高い柑橘ですが、現在遺伝子解析で非常に体に良い成分を多く含んでいることがわかりました。また常緑であることから大変縁起の良いものとして珍重されてきました。日本の文化の象徴として、文化勲章のデザインや500円硬貨にも描かれています。京都御所紫宸殿の「左近の桜、右近の橘」を見本として現代では雛飾りとして伝わっています。専門家によると、野生の橘が群生しているのは、沼津市戸田と高知のみだと言われています。その他のほとんどは交配種です。更に戸田は北限の自生地です。

 漢方に採用されるほどの効用!

抗酸化成分が多く、発ガン抑制効果が高いノビレチンやタンゲレチンという成分が多く含まれ、漢方薬:橘皮(きっぴ)として知られています。特に、ノビレチンは、花粉症やアンチエイジングにも有効とテレビで紹介されています。この成分は、みかんやシークワーサーなどにも含まれていますが、その中でも橘のノビレチン含有量は、飛びぬけて高く、シークワーサーの約2.3倍です!タチバナのみで検出された香り成分のカレン。またテルピネン4オールは、抗ウイルス作用、抗炎症作用、脂肪分解作用、副交感神経強壮作用、鎮痛作用など多くの薬効作用のある成分です。

文化の象徴としての橘

「文化には永劫性がなければならない」という昭和天皇の申し出により文化勲章の図柄には橘が採用されています。また、500円玉の裏面には竹と橘の小枝が描かれています。

戸田橘の花

橘の花は白くて可憐です。花の見頃は 5月中旬~下旬。戸田近隣では、戸田港や戸田商工会、北山の棚田、響(もてなし)の里公園、新田梅林、井田神社で鑑賞が可能です。

戸田橘の実

戸田橘のサイズは、約2~3cm。1房ずつ緑色の大きな種が入っているのが原種の特徴です。初期の実の皮は固く、苦味と酸味が強いですが、熟す頃になると皮も種も食べられるようになります。

戸田橘香房

OFFICE
静岡県沼津市戸田1579-2
TEL/FAX
0558-94-3848

MAIL

hedatachibana.kobo@gmail.com

© HEDA TACHIBANA KOBO.